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12月の短歌

​その歳になりて初めて我が親の

    寂しさを知る冬ざれの日々

 

生誕祭終わりし後もシクラメン

   緋色に燃ゑて陽を集めゐぬ

 

 将軍塚青龍殿 青不動御開帳

青不動しづけき焔うつりゆき

   魂かかりたる氷雨の梢

​光あれビオラの夢の寡黙さよ

   地に這ひつつも咲きつづけをり

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