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Profile

1947年10月24日生。3歳の頃から両親と共に俳句を作る。15歳の頃から詩を書き始める。1995年~2007年「貝の火」編集・発行。(1~16号2007年~ 「惟(yi  ゆい)」編集・発行(1 ~ 7号)詩誌「季」「嶺」会員。

1981年 詩集『心のなかの風景』    花神社

   1988年 詩集『虹と轍』         月草舎   

1988年 句集『陽と滴のかけら』     月草舎

1990年 詩集『死の影の谷間』             花神社

1992年 詩集『夜想曲』        花神社

1994年 詩集『ナルドの香油』     花神社

1999年 詩集『火の滴』        月草舎

2000年 エッセイ・評論集『夢の周辺』 月草舎

2010年 詩集『風の芍薬(ピオニア)』 月草舎

    2014年 楽譜集『高みへと』作曲/中西覚 マザーアース社   

   2015年 詩集『切り岸まで』     砂子屋書房  

2017年 楽譜集『風の芍薬』 作曲/寺嶋陸也 音楽之友社

2020年 詩集『霧の馬』       編集工房ノア

Mission

​これまで紙ベースの印刷物で連載してきた2つの散文、「風の起こる処」と「滴が海になるまで」を、このWeb-siteを立ち上げるのを契機に、デジタルで連載を続けようと思います。

またこれまでお読みになれなかった方のために、既刊のmagazineも掲載する予定です。

​「風の起こる処」は密教と空海を、理解するために書き始めたもので、いわゆる遍路道ではなく、空海の生まれた時から亡くなる時までの道を、文字通り辿ろうと思いついて、これまで讃岐からスタートし、奈良を経て再び室戸岬をはじめとする四国の各地を歩いて来ました。空海が遣唐使を志し、出発する際の最後の港である五島列島の久賀島へも、福江島から船で渡りました。中国だけは行けなかったので、文書で関係書類を読み、書いたものです。今は帰国した後、大宰府と九州の各地を巡り、つい先だって神護寺と東寺を訪れたところです。

Vision

日々の営みのなかで 樹々は

無くてはならないものだ

ほとんど生そのものになっている

幼い頃に そこで過ごした庭の木々たち

子らと共に 生活を共にした幾つかの庭

いずれの時も 常に共に在った

幾つもの いのち

木々も 小鳥たちも 虫たちも

それぞれに 輝いていた

いのちある限り 共に生きて

全うすることだけが

すべてのいのちの願い

              「樹のおもいで​」より一部抜粋

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